現在(徒然): 2008年12月アーカイブ

色の豆知識

光の豆知識_resize.jpg「白いもの」・・・身の周りの白いものを探してみてください。

白といっても、微妙に白さが違いますよね?
赤みがかった白もあれば、青っぽいもの、壁紙のようにベージュっぽいもの、再生紙のように少々茶色っぽいもの。

我々は室内の照明の光がその物に反射する光を見ているのですが、それぞれの物が固有の色成分の光を吸収するので微妙に違う色に見えるのです。
赤いものは、赤以外の光を吸収して赤色の光を多く反射させるので赤く見えます。

同じ白い食器でも、蛍光灯の下、白熱電球の下、太陽光では白の見え方が変ります。
これは、光源の光の白さ(色温度)が違う為に、光源から食器に反射して目に入ってくる光の白さが変るからです。

一般的には、白熱電球の下では赤っぽく見えて、蛍光灯ではより青っぽいの色に見えます。
スーパーの肉や魚売り場で商品に当てる照明に白熱電球をよく使っているのは、肉の赤みを強調して新鮮に見せるためです。

でも、肉を買って帰ってきてキッチンの蛍光灯の下で見ても、色の違いはわかりませんよね?
これは、場所毎の環境(照明の色温度)が変わっても、肉の色は肉の色として人間の脳が補正をしてしまうからです。
色順応というそうですが、人間ってホント良く出来ていますよね!

もっとすごいのは、人の目の網膜には中央部分しか色を感じる細胞が無い・・・つまり視線の正面のものしか色を認知できないはずなのに、視野の端にあるものの色もなんとなく分かりますよね・・・これも一回正面で見て色を認識した後は、視線からはずれても脳で色を記憶しているからだそうです!

一回も見たことが無い物が視線からはずれた所にあった場合、何色かは解らない・・・白黒の物体にしか見えないことになります。
ちょっと不思議でよね!

話は「白さ」に戻りますが、
日本人は青っぽい白を好みますが、欧米人は日本人が見たらかなり赤っぽい白を「白」と認識します。
それに合わせて、テレビやコンピューターディスプレイの「白」の設定は、一般的に日本向け製品では色温度9300K、欧米向け製品では6500K付近に設定して出荷しています。
ちなみに、晴天の正午の太陽光は6500K、夕日や朝日は2000K、白熱電球は3300K、昼光色蛍光灯は6500K、昼白色蛍光灯は5000Kと言われています。

映画やアニメなどのDVDは、元のフィルムの色ではなくテレビの色温度に合わせて作品の色調を調整しているそうです。
海外で入手したDVDなどを日本のテレビで見るときは、白色だけでなく本来の色味とはだいぶ違った映像を見ているかもしれません。
アニメの主人公が着ている服が、ピンクなのか、グレーなのか・・・そのぐらい差がありますので、機会があったら違ったテレビやディスプレイで観るのも面白いかもしれません

「光」はかなり奥深いものがあります。
色彩工学などの学問としてもありますし、インテリアやファッションでも重要な要素ですし、人の精神状態にも大きく影響するようです。

マッサージやアロマといったリラックスの手法に加えて、今後はライティング・リラクゼーションなるものが流行るかもしれませんね!

人気のお店とネットサービス!?

飲食店 002_resize.jpg前回、料理のお話をしました。
関連して、今回は人気のお店(レストラン)の話。

人気のお店は、立地条件も決して良いわけではなく看板も無いところもたくさんありますが、そんなお店に限っていつも満席・・・お店の人に聞くと「リピーターさんだけで十分いっぱいになってしまって、入れないお客様に申し訳ない」という話を良く聞きます。

私の行きつけのカジュアルな日本料理店・・・寿司屋で修業を積んだ若いオーナーシェフとアルバイトの二人で切り盛りする小さなお店・・・オーダーを受けてから一品一品料理して洒落た食器で食べさせる素材の味を大切にした逸品たち・・・

カウンター越しのオープンキッチンで、お客と会話しながら料理するオーナーは人気者。
女性の一人客もいますし、芸能人ともたまに遭遇します。

オーナーに集客のために何かやっているか聞くと、
「何もやってない・・・一時は雑誌の取材依頼に応えてたけど、その都度客層が違う一見さんが増えて常連客が入れなくなる・・・今はもう取材はお断りしている。」
リピーターのお客様のことを一番大切にしている証拠!

ネット上のサービスでも同じではないかと、ふと考えさせられます。

サービスの良し悪しは、お店の料理と同様に特に採点の基準は無く、何が満点だかはわかりません。あえて言うなら、リピーターが増え続けることが結果的に合格点なのでしょう。

リーピーターが増え続けること・・・
私は、成功の秘訣はお客様が感じる「心地よさ」だと思うのです。

もちろん、素材の新鮮さ、料理の腕、美味しそうに見せる盛り付けも重要ですが、その店で・・・そのサービスで・・・もっと重要なのは、お客様に「心地よさ」を感じてもらうことではないでしょうか?

「心地よさ」のキーワードの一つとして、「人間味を感じること」があると思います。

出来立ての香ばしい温かさも・・・目の前で調理するオーナーを見ていると単なる料理ではなく、「この人が作った料理」・・・人間味の暖かさが加わると、食する時間が心地よく感じます。

心地よければもう一度来たくなります。
友達にもその心地よさを味わってもらいたくなる・・・お客様がお客様を呼んでくれます。

今はスーパーに押されて無くなりつつある、街の魚屋さんや八百屋さん・・・
通りがかる奥さん一人一人の好みを知っていて、「今日はいい秋刀魚が入ってるよ!」・・・
自分を知っている人からの親切心のおせっかいが人間味そのものかもしれません。

ネットサービスではエンドユーザーはサービス提供者の顔が見えません。
同様に、我々サービス提供者側からもエンドユーザーの顔が見えません。
だけどユーザーに人間味を感じさせることは出来るはずです。

単にお客様同士のコミュニケーションの場を提供すればよいとは思いません。
ネットの向こうにいるお客様の気持ちを、いかに解ろうとするか・・・いかに心地よさを与えられるか・・・お互いに直接顔が見えない分、更に真剣に・まじめに考えて実行し続けることが重要だと思います。

100%お客様の立場でそのサービスを使ってみて、本当に心地よさを感じられるか・・・そのサービスの担当者が一番やらなくてはならないことです。
技術的に困難・・・予算がないから・・・お客様には技術も予算も関係ありません。

お客様に楽しんでもらいたい・・・便利に思ってもらいたい・・・そんな心がネットを通じてお客様に届いたとき、初めてお客様に心地よさを与えられ、結果リピーターが増えると思うのです。

ネット以外も含めた世の中の様々なサービスを、この観点から改めて観察してみるのも面白いかもしれません・・・


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