現在(徒然): 2008年11月アーカイブ

美味しい料理は知恵の塊り!?

料理_resize.jpg私はたまに料理をします。
料理といっても、特に趣味というわけでもなくビールのつまみ程度の簡単に出来るものしか作れませんが、余力があるときの料理は嫌いではないですし興味もあります。

レストランで出された料理の香りや味が独特だったりすると、何が入っているんだろうと変に探究心が湧いてきます。
アンチョビにオリーブオイル、ガーリックに・・・?もう一つ何かが混じってる・・・どうしても気になるとお店の人に聞いてしまいます・・・「最後に残る甘味はなんですか?」
「蜂蜜じゃないですか?」とお店の人・・・

試しに自宅で試してみるんですがほとんどの場合はお店の味には到達しません。
もともと蜂蜜の種類が違うのか、蜂蜜だけじゃないのか、作り方が違うのか、はたまたフードプロセッサーなどの特別な道具がないと出来ないものなのか・・・

プロの料理人はどうして新しい味を作り出せるのでしょうか?

単に他の料理人から聞いたとか、専門書やプロ向けのWebからの情報だけだとは思えません。
積極的に他人の料理を口にしたり、その豊富な経験から、例えば苦味のある素材にはソースの隠し味にコレを入れるといいのでは?
と思いついて、試行錯誤を繰り返すのではないでしょうか?

素材選びから、レシピ、調理道具選び、盛り付けの色使いなども同様で、ただ「知っている」だけの知識ではなく、経験からくるノウハウの応用と試行錯誤でその人(店)なりの料理が出来上がるのだと思います。

仕事も一緒です。

緒先輩方からの教えはただの知識です。過去のデータや他社の成功事例など、書物やWeb上にあるさまざまな情報も知識の域を超えません。
知識を基に目的に向かって応用(行動)して、失敗・反省を繰り返すことによって生まれる「知識を応用する際のコツ」を会得して、他の様々なシーンの状況に合わせてそのコツを活用すること・・・
すなわち「知恵」が重要なのです。

極端なことを言えば、知識はいりません!必要ですが覚えておく必要は無いという意味です。
逆に、大量の知識は弊害になったりします。知識の塊になってしまうと知恵を使うことを忘れがちになり、俗に言う「頭でっかち」になってしまいます。
情報などの「知識」は、どこにアクセスすれば入手できるか、誰に聞けば教えてくれるか・・・在りかさえ覚えていれば十分です。

語学力や専門技術、一部の資格を含むスキルは、知識でも知恵でもなく、単なる道具です。
もちろん、道具を持っていることは強みですが、道具を使って結果を出さなければ道具の・・・いや、宝の持ち腐れです。
道具の使い方にも「知恵」が必要です。

知識・・・他社や過去の情報を収集して、単に知っていることだけで満足していませんか?
     情報収集に時間をかけすぎて、行動するタイミングを逸していませんか?

スキル・・・専門分野での技量向上や資格獲得で満足してませんか?
      勉強に時間を費やし過ぎて、応用すべき本番の時期を自ら縮めていませんか?

知識は食材、スキルは調理道具・・・知恵を使って食材を選んで組み合わせ、知恵を使って自分なりのレシピを考え、知恵を使って道具を使いこなして初めて美味しい料理・・・結果が生まれると思うのです。

それでは「知恵」とは何か?
私にもよく分かりません。

が、前に「直感と感性」でも書きましたが、右脳による直感力に近いものではないでしょうか?
直感力の源は、とにかく試行錯誤しながら成功と失敗を経験すること・・・そしてその経験を無駄にしないこと・・・なのでしょうか?


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