2008年7月アーカイブ

「自信」の根源?

photo_guide_medal_001.jpg「金を取りに行きます!」オリンピック日本代表選手の頼もしい発言・・・

私は、この人スッゴイ努力してきたんだなぁと思う反面、スッゴイ不安も感じてるんだろうなぁ・・・といつも思ってしまいます。
一般的に、自信がある人は不安は無いと思われがちですが、私は自信がある人ほど不安も大きいと考えているのです。

全くやる気(勝つ気)が無い人には不安はありません、負けてもいいのですから気楽です。
・・・そう考えるとなんとなくわかってもらえるのではないでしょうか?

勝負の世界だけでなく、我々の日常業務でも「自信ありません」「出来ません」という言葉をよく耳にします。
まあ、丁重にお断りする際の日本的な社交習慣のケースがほとんどだとは思いますが・・・
未体験の仕事を命ぜられたとき、大きく環境が変るとき、大きな責任を負うことになる時、何かのトラブルに巻き込まれた時、ほとんどの人は不安を感じるはずです。

何かしら不安を感じている人は普通です。
一般的に精神的に強い人や楽観的な人は、これらの不安を無意識のうちに取り除くことが出来る「技」を持っているのですが、その限度を超えると、今度は不安を取り除けない自分に対して不安を抱くようになります。
この不安が無意識の心の中で大きくなると、精神的な異常だけでなく身体の異常にも発展してしまいます。私は医者でも何でもありませんが、ずいぶん昔に私自身、経験がありますので・・・
私の場合は、不安を意識することで元気に復活しました。

正直、社長になる時、心の中は不安でいっぱいでした。もちろん、メンバーの前では不安を見せるわけにはいきませんので、自信の面を向ける努力をしていたものです。
今でも不安が無いといったら嘘になります・・・お客様、株主や取引先への責任はもちろん、全社員とその家族の生活がかかっている訳ですから、その責任は重大です。
もちろん自信もあります。自信というよりは、将来会社をこうしたい、こうなりたいといった希望、夢、Visionがあります。

不安に勝つ自信を持てる人は、明確な夢・Visionがある人だと私は思います。
逆に、「夢」の実現に向かって集中している人には「自信」が生まれるのです。

「自信」の根源は「夢」ではないでしょうか?

「金メダルが欲しい!」
、、、彼の「自信」の奥にはきっと誰よりも強い「夢」があるに違いありません!


人類を救う為にやってくる宇宙人!

ufo3.jpg朝のニュース番組で、ある国の政治家が演説しているのを見てふと思ったことがあります。

この方々、本当に自分の国を・・・世界を良くしようと思っているのだろうか?
もちろん良くしようと思っているに違いないですが、自分のポジション確保や維持に対する熱意の方が強いのではないかと疑ってしまいます。

昔の海外の映画を思い出します・・・
人間同士が憎しみ合い、殺し合い、地球環境をもどんどん破壊していく人間達を遠くの星から見ていた宇宙人が、突然ホワイトハウスの前に宇宙船でやってきて『もっと自分達の未来を大切にしろ!』と説得しようとするストーリー。

実は、人類と地球の存続を案じた最先端の科学者達が、政治家達にお互いの利権争いではなく人類と地球の将来に目を向けさせる唯一の方法として考えた苦肉の策・・・科学者の一人が犠牲になり、大手術を受けて見た目も中身も宇宙人に成り切り、見たことの無い強烈な武器と共に遠くの場所からロケットに乗りホワイトハウスに向かっていた・・・というオチ。

確かに、現代科学を遥かに上回る宇宙人が、各国の首相官邸の前に降り立ち、同じメッセージを告げて去って行ったら少しは変るのかもしれません。

一般の企業にも、そういう政治家はいます。
そういう人は、私から見て大変頭がいいです。現状を把握する観察力、上司・・・特に自分を評価する上司・・・は何を求めているかの洞察力、そして巧みな言動による説得力、失敗の責任を負わない緻密さ、、、私は到底及びません。

でも、こういう人が組織や企業のトップになると不安です。
組織や企業を成長させることには慣れていませんし、しかも自分のポジション維持には誰にも負けない能力を持っていますので・・・

じゃあ私はどうだろう・・・地位や名声には興味ないつもりですが、犠牲になって宇宙人に改造されるのはカンベンです!


ワイドテレビ

WideTV 004_forblog1.jpg
もう当たり前になって、死語となりつつある「ワイド(横長)テレビ」。
最近、JRのドアの上にある車内モニターがワイド液晶になっていて、ここまで浸透してきたんだなぁ・・・なんて感慨深い思いをしました。

ワイドテレビ画面の横縦の比率をご存知ですか?
正解は16:9です。ちなみに一昔前のテレビは4:3でした。

なんでこんな中途半端な比率なのか?
1980年ごろNHKが次世代の高精細テレビジョンシステムを研究しており、その文献によると、人間の視野を脳で感じるときの縦横比が、横16:縦9であることからこの比率にしたとありました。

あと、その解像度については、大画面映像が人間の視野全体になるぐらい近くで見ても画素が見えない解像度が必要とのことです。
これは、例えばサッカーの試合で左のゴールから右のゴールまでの全フィールドが画面に映し出されて、カメラはボールや選手を追って撮影するのではなく、固定したまま・・・観ている人があたかも観客席にいるかのように自分の目でボールを追って見ることを想定しています。
ボールを持っていない選手も目に入ってきますし、リアルな音響設備があればそれは実際に観戦しているかのような臨場感バツグンでしょう。

実は私、1983年~ソニーのハイビジョン開発プロジェクトの一員でした。

私が担当したのは、まだ世界に1台も存在しないハイビジョンカラーモニターの開発。
当時はもちろん放送はされていないし、カメラもVTRもない・・・要するに信号源がどこにも無いのです。確かスタジオカメラの試作品が出来つつあったものの、モニターの開発用に貸し出してくれる余裕はあるはずがありません。

まず私がやったことは、信号発生器の自作。
NHKのHigh Definition Video System(今のハイビジョン)の仕様書と格闘しながら、デジタル回路を駆使して静止画ながらいくつかのテストパターンを発生する回路を設計、手作りで製作。
モニターが無いので、この信号発生器が正しく動作しているかも定かで無い・・・ただ測定器による信号波形が仕様書通りであろう!と思い込むことから始まりました。

私は信号系回路設計と、画面上の色ずれを補正する仕組みの開発を担当。
ブラウン管のカソードをドライブするビデオ回路最終段では、数十ナノ秒で十ボルト以上もの変化をドライブしなければなりません。
色ずれ補正も従来のブラウン管なら裏に小さな磁石を貼り付けて何とかなっていたのに、解像度が格段に良くなるとほんの少しの色ずれが画質劣化の致命傷になります。
人間の脳は、画像の中の物体のエッジ部分を強く感じてそこから遠近感や臨場感を感じ・・・詳しい話は長くなるので別の機会に譲るとして、話を戻すと・・・
磁石とアナログ回路では限界と思い、当時8ビットしかなかったCPUを採用、CPUボードそのものを設計しながら機械語でのプログラミングの日々が続きました。

何ヶ月が経っただろうか・・・見慣れない32インチのワイドブラウン管が木枠に取り付けられ、高圧部品も裸のまま運ばれて来ました・・・こちらで開発した回路の出力をブラウン管に差込み、そして例の信号発生器を接続、数人の開発者が見守る中、オ・ソ・ル・オ・ソ・ル電源オン。

高圧が通電するときの高圧ケーブルの揺れと、デガウスの迫力ある音が収まるころ、画面に薄っすら現れたのが設計どおりのテストパターンだったときは、足が震えるほど感動したものです。
ハイビジョンカラーモニターが初めて映った瞬間でした。

デモ用のハイビジョンシステムが揃い、放送局に機材を搬入してみると、カメラマンは従来どおりアナウンサーや女優さんの顔をアップで撮ってしまう。
髪の毛の1本1本、毛穴ははっきり、化粧の具合までわかってしまう・・・女優さんたちには大変不評だったのもハイビジョン普及遅れの要因に違いありません。

あれから20年以上経った今、やっと家庭でハイビジョンが普通に観れるようになり、ハンディカムもハイビジョンになってきました。
ブラウン管は姿を消し、大画面平面テレビがあたりまえ・・・色ずれ補正の技術も不要・・・JRの車内モニターもワイドになりつつあります・・・

あのころの苦悩が今やっと花咲いて、感無量です。
でも正直、遅すぎ!!

「体感時間」理論

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どうも私は歳よりも若く見られるらしい。

先日、休職してMBA取得に向けて渡米する後輩と、初めてお会いした彼の友達と数人で壮行会をした時のこと・・・
彼も私の歳を知らなかったこともあり、私の年齢を聞いて二人ともかなり驚いた様子。

私は慣れっこなので、面倒な時は歳を偽り一回り下の年齢でいつもごまかしている。干支が一緒という理由だけだが・・・
ごまかせない相手の場合でも、「どうしてそんなに若いんですか?」のお決まりの質問に、
「運動してるから・・・」「会社のメンバーがみんな若いから・・・」「服装が若作りだから・・・」と、うそではない無難な答えで話題を変えるようにしている。

でも、どうしていつもそう言われるのだろう?
自分ではそれほどだとは思わないのに・・・確かに体脂肪率が測れる体重計での体年齢は27歳、DSの脳トレでは29歳、Wii Fitでは35歳、テニスの年齢別大会では対戦相手に必ず疑われる・・・でも所詮は機械、テニスはただ細い体型と長めの髪型の為に違いない。

自分は、何もしないでいることが出来ない。
カナダでヘリスキーがしたい!など明確な目的が無いと決して旅行しない。観光が苦手である。
湯船に浸かっている時間も1分ももたない。従って温泉旅行は好きじゃない。
仕事がどんなに詰まっていても、ブルーな気分になる前にまずやりたくない仕事を適当に体裁だけ繕って、その後やりたい内容に時間をかける。
夜の飲み会では、ダブルブッキングでも状況が許せば前半後半で極力両方出席する。
若い頃は、彼女と電話して長くなりそうだったら「ちょっと待っててすぐに行くから」といって速攻車に乗り込む。

単に落ち着きが無い、せっかちな性格なのかもしれない。それと楽天的。

人を待っている時の10分は1時間にも感じるけど、楽しいときの1時間は10分にも感じない。
物事を悪い方に想像していると体力を消耗するけど、バラ色の行く先を想像していると楽しい。
・・・誰しもが経験しているはず

もしかしたら、自分で感じる「体感時間」そのものが年齢を決める時間なのではないだろうか?

そう考えるとなんとなくつじつまが合う。
きっとそうだ! 人間は時計の進みで歳をとるのではなく、体感時間で歳をとり、余計に苦しんでる時間だけ肉体が老化していく・・・これは現実ではないだろうか?

実は、私は自分で妄想したこの「体感時間」理論を信じきっている。

後輩とその友達にこの話をしてみた・・・彼らは何かを感じてくれただろうか・・・

あなたの「体感時間」年齢はいくつですか?

七夕

今の子供達は、肉眼で天の川を見たことあるのでしょうか?

幼少時代、父親の実家の庭から眺めた天の川に驚き、つどその吸い込まれるような神秘に感動したものです。

1年に1回、7月7日の夜にだけ天の川の両岸にいる織姫星と彦星が会えるという、なんともロマンチックなお話です。

織姫星ことベガと彦星ことアルタイルは夜空では近くに見えますが、実は地球からの距離はそれぞれ約25光年、約17光年と8光年もの差があります。
我々から見て、織姫は彦星の1.5倍遠くにいるのです。
真横から見たら、びっくりするほど離れた星になるでしょう!

・・・こんな話をすると、ほのぼのとする言い伝えが台無しですが・・・

別の観点では、我々は17年前の彦星と25年前の織姫星を同時に見ていることになります。
夜空の星たちは、xx光年どころではなく、xx万光年という星(星雲)もあります。
もう、今現在は存在しない星の光を見ているかもしれません・・・
なんか不思議な感じがしませんか?

ろくに理解もせずに、この不思議解明の為にアインシュタインの相対性理論の本を何冊も読んだのは、学生時代でした。

もし、、、光の速度が10Km/h(2.78m/秒)だとしたら我々の生活に何が起きるか考えたことありますか?
物質の移動速度が光速に近づくとその質量が無限大に近づく・・・などと難しいことは抜きにして、
例えば、街で一緒に歩いてた人が急に走り出したら、次の瞬間にフッと消えて見えなくなってしまうのです。
100m先で手を振っている友達は、36秒前の友達を見ているのです・・・
お互いに腕時計していても無意味で、時間という概念が崩壊してしまう感じがします。

空想世界はこれぐらいにして、現実にも当てはまることがあるのではないかと考えさせられます。

身近な人が実は遠くの存在だったり、人と昔の印象のままで今でも同様に接してしまったり・・・
正面から向き合うだけでなく、横からも観てみることも必要だったりします。

人の本当の内面は誰にもわかりません、本人もわからない程ですから・・・
だから「人」は面白い!

私は星も好きですが、「人」の方がもっと魅力的です。

皆さんも、空気のきれいなところで、たまには夜空をじっくり見上げてみませんか?

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